包丁は日々使用しているうちに刃先が摩耗し、どんどん切れにくくなっていきます。 特にプラスチック製のまな板を使用していると、切れ味もすぐに衰えます。使用頻度にもよりますが、少なくとも2〜3か月に一度は包丁を研ぐことをお勧め致します。 【砥石の準備】 砥石の表面は、いつも凹凸のない状態にしておきましょう。定期的に“面直し砥石”で砥石自体を平らにする準備が必要です。刃こぼれ等がある場合は荒砥石が必要ですが、通常は中砥石で十分です。台所などで包丁を研ぐ場合はぬれ雑巾などの上に砥石を置き、砥石が動かないように注意してください。 包丁の研ぎ方 ➤1.砥石を水につける まず砥石を水につけ、気泡がでなくなるまで待ちます。 ➤2.水平で安定した場所に砥石を置きます 砥石は、しっかり固定しましょう。研いでいる間に砥石が動くと危険でので、下に濡れた布や薄めの雑巾を敷き安全に使用しましょう。 ➤3.包丁を構え、研ぎたい場所を押さえる。 まず、45度程度に構え、添える左手は研ぎたい場所に添えます。刃先を研ぎたければ刃先を押さえます。 ➤4.研ぎの角度を固定 研ぎの角度を固定します。上下させず角度を一定に保ちます。 ➤5.包丁を前後に動かす 上の研ぎ角度を保ったまま、包丁を前後に動かします。 動かしながらも角度を一定に保ちます。研ぎ始めは角度を一定に保つことは少し難しいですが、慣れてくれば容易に研げるようになります。 適度に少量の水を砥石にたらしながら研ぎます。指から数滴水滴を落とすぐらいでOKです。 研いでいると黒いとぎ汁が出てきますが、汚いと思って捨ててはいけません。 ➤6.三箇所に分けて研ぐ 包丁の長さにもよりますが、刃先、中央、刃元の三箇所くらいに分けて研ぐのがいいでしょう。 ➤7.裏を研ぐ 両刃の場合は、両面を同じように研ぎます。表面で出たかえりは裏を砥げば自然にとれます。 裏面も研いだ後は、再度表面にかえりがでていますので、表面をサッと一度だけ砥石でなでればかえりはとれます。これで仕上がりです。 これ一つで、中研ぎ・仕上げ研ぎが出来ます。ですから、重くてかさばる砥石を複数用意しなくて済むんです。上部のレッドの砥石が中砥石(#3000)で、条痕(じょうこん/筋のような後)を取り除き、刃先を滑らかにします。下部の白い砥石が仕上砥石(#8000)で、刃先に残った細かい傷を取り除き、刃先をさらに滑らかにすることができます。 砥石のケース裏面にラバー付きで、収納はもちろんケースをそのまま研ぎ台としてお使いいただけます。滑り止めのゴムが付いていて滑りにくいです。砥石とのサイズもぴったりなのでガタガタ揺れる事も全くありません。
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